とある魔法少女部隊所属〇〇少佐2
野戦病院に着いた私は中に入ると中にいた医者に話しかけた
「『魔力補給』をしたい」
そう言うと医者は苦虫を潰したような顔を一瞬した後、私を『魔力補給場』へと連れて行ってもらった。
そこには簡易的なテントがあり中に入ると致命傷を受けた兵たちがいた。
ここは助からない兵士たちの命を使って魔力を補給する所だ。
医者は「...では私は戻ります。」
そう言うと野戦病院に戻っていった。
私はテントの中にいる兵士の内何人かに近づき、殺すことで魔力を補給した。
殺した兵士たちは「魔法少女殿の力になれるなら光栄です」「魔法少女殿万歳!」
「どうか勝利をもたらしてください」等私を侮辱したり、罵倒などせず、寧ろ受け入れて逝った。
本当は罵って欲しかった。恨んでほしかった。それなら私は素直に受け入れて、少しは生き急ぐことが出来たのに、これでは生きなければならないではないか!敵を殺しつくさなければならいではないか!
....あぁ彼らに報いなければならない。彼らの分まで生きて、戦って、勝たなければならない。その思いに頭を埋め尽くされながら『魔力補給所』から出て、戦場に舞い戻った...